雀ヶ森レン:よし、全員そろいましたね!それじゃあ今回のセッションを始めますよー!準備はいいですか?…では、

全員:スタンドアップ!
櫂・レン:THE
全員:ダブルクロス!!


* * * * *


雀ヶ森レン:それでは鹿波と三海のオープニングは一緒にさせてもらいますね。えーっと…二人とも、こんな感じで大丈夫ですか?
櫂トシキ:ああ、問題ない。
三和タイシ:おう!大丈夫だっぜ☆
雀ヶ森レン:それでは鹿波はシーンに登場するので1D10で侵食率を上げてください。

 鹿波 1D10→9…45

雀ヶ森レン:初っ端からえらく飛ばしてきますね…後のことが思いやられます。
櫂トシキ:何を言っている、侵食率は極限まで上げないと面白くないだろう?
三和タイシ:うっわー悪い顔…。
雀ヶ森レン:えー、気を取り直して。季節は夏。学生は夏休みが始まり、里帰りの計画を立て始めるころです。三海も夏休みに入り、予定を立て始めます。
三和タイシ:三海には帰る故郷がないから…この時期は、憂鬱だな。
雀ヶ森レン:そうですね。なので少しでも憂鬱な感情を追い払おうと、三海は鹿波を2泊3日の温泉旅行に誘います。
三和タイシ:それなら三海は鹿波に電話をして空いてる日を確認するぜ。

*三海タクマ:もしもし、鹿波?三海だけど。
*鹿波トアキ:…三海か。何の用だ?
*三海タクマ:いやー、オレさ、夏休み入ったから。二人で温泉旅行なんてどうかな〜…って思ったんだよ。
*鹿波トアキ:断る理由はないが、予定次第だな。いつ行くんだ?
*三海タクマ:んー、オレは休みの間特にこれと言ってすることもないし、鹿波に合わせるぜ!
*鹿波トアキ:そうだな、8月の第一金曜辺りはどうだ?
*三海タクマ:了解!宿はー…それなりに名前が知れてるところで人が少なそうなとこを適当に予約しとくな。じゃ、また細かいことが決まったら連絡するから!

櫂トシキ:相手の話が終わったのを確認して電話を切る。
雀ヶ森レン:それじゃ、信仰の為に当日まで時間を進めますね。


雀ヶ森レン:鹿波と三海は『網問温泉』にある『風凪宮』という宿に予約を入れています。さほど遠くない場所ではありますが、山間の宿なので移動には時間がかかります。
三和タイシ:なあ、前から決まってたことだしもう準備は終わってていいよな?
雀ヶ森レン:まあ、普通に考えて終わってるでしょう。旅行に行くのに当日の朝準備する人なんて普通いないですよ。
三和タイシ:じゃ、そろそろ三海は鹿波に電話入れるな。

*三海タクマ:もしもし、鹿波ー?もう出る?
*鹿波トアキ:ああ、駅のホームに集合だったな…遅れたら帰るからな、分かったか?
*三海タクマ:わ、わかったわかった!すぐ行きまーっす!

三和タイシ:えっと、荷物を持って急いで駅に向かうぜ!
櫂トシキ:鹿波は悠々と歩いて駅に向かう。
雀ヶ森レン:うわあなんだろう、この態度の差ひどい


雀ヶ森レン:それじゃ、二人は駅のホームで合流します。ちょうどその数分後に電車が到着しますよ。

*三海タクマ:よう鹿波、久し振りだな!ちゃんと時間通りに来たぜ!な、ちょっとだけ褒めて!

櫂トシキ:鹿波は聞く耳も持たず電車に無言で乗り込む。

*三海タクマ:お、おい待てって鹿波!置いてくなよーっ!!


*三海タクマ:おい鹿波ー!久し振りに会ったってのに置いてくなんてひどいだろー!?まあ確かにお前らしくはあるけどさあ…。
*鹿波トアキ:お前が調子に乗るのがいけないんだろう。俺には何の非もない。
*三海タクマ:〜〜ったく…相変わらず愛想のないことで。…なぁ、着くまで寝ててもいい?朝気合入れて早起きしたから眠くなっちまってさー。
*鹿波トアキ:好きにしろ。一度声を掛けて起きなければ電車から引きずり出すからな。
*三海タクマ:あれっ起こしてくれんの!?よっしゃ、それなら少々爆睡しても大丈夫だな!おやすみなさーいっ!

*鹿波トアキ:――、三海。おい、三海。起きろ。
*三海タクマ:もう5分〜…………、おはようございます鹿波さん!良い朝だな!起こしていただけてとても幸福でございます!
*鹿波トアキ:…行くぞ。
*三海タクマ:はいよーっ!


雀ヶ森レン:電車が駅のホームに到着します。
三和タイシ:さて、店でも回りながら旅館に向かうかね!お土産屋とかの下見をしつつ、帰り際に何か菓子でも買って友達に配るかな〜みてーな感じで!
雀ヶ森レン:いいですね、旅行を楽しんでるって感じです。それでは旅館に着きますよー…というところでオープニングを終わります。二人ともお疲れ様でした!


* * * * *


先導アイチ:よし、じゃあ次はミカゼさんのオープニングですね!場所はミサキさんが支部長をしているUGN支部です。…あ、支部はどんなイメージなんですか?
戸倉ミサキ:うーん…あ、ミカゼはすごく無気力な人だから、デスクなんかは…というより、全体的に汚いんじゃないかな。物が散乱してそうなイメージ。そのせいで部下とかはみんな耐えられずに逃げちゃってるかも。

<なんでそれ支部長になれたんだ?(カムイ
<それで支部として成り立っているのか(櫂

先導アイチ:ま、まあ、いろいろ事情があったんじゃないかな…。それじゃあまずは、ダイスを振って侵食率を上げてください!
戸倉ミサキ:一つ振ればいいんだよね?というか、侵食率ってなんなのかあんまりよくわかってないんだけど。
先導アイチ:侵食率って言うのは、そのPCがどれだけレネゲイドウイルスに侵食されているかを表した数値なんです。なので、この数値が高くなりすぎると普通の人間には戻れなくなってしまう。でも、この数値が高くなればなるほど強い能力を使うことができます…詳しくはその時その時に説明していきますね!
戸倉ミサキ:ん、分かった。ありがとう。

ミカゼ 1D10…1→33

先導アイチ:さて、季節は夏。そろそろ暑さも山場に達する…そんな時期のことです。ミカゼさんに、UGNの上司から一本の電話が掛かってきます。

*桃川ミカゼ:もしもし、桃川ミカゼです。
*鷹栖ココ:もしもし、UGN日本支部の鷹栖ココです。桃川さん、一つ仕事を頼まれてくれる?
*桃川ミカゼ:はい…何か起きたんですか?
*鷹栖ココ:桃川さんは3年前に風凪神社で起きた原因不明の傷害事件について知っているわね?

戸倉ミサキ:えっと…これは、知ってるってことでいいの?
先導アイチ:はい、一応そういったことを調査する組織の一員ですから耳には入ってきています。でも、細かいことは一つも知りません。ミカゼさんの支部から車で1時間程度の場所が事件現場で、UGN支部の中では一番近いですね。
戸倉ミサキ:了解。それじゃあ…。

*桃川ミカゼ:はい、一応ですが存じております。
*鷹栖ココ:UGNで情報を解析した結果、その事件がオーヴァードかジャームの手によるものだということが分かったの。そこで、一番現場の近くにいる桃川さんに調査を頼みたいの。もちろん、もう3年も前のことだからそこまで成果は期待していないわ。
*桃川ミカゼ:…分かりました。調査が終わり次第、報告します。

戸倉ミサキ:正直面倒だなって思いながらも位が落ちるのは嫌だし仕事を受けるよ。毎日2時間も移動に時間を使うのは勿体ないって理由でもつけて調査資金で温泉でも満喫するかな。
先導アイチ:それって大丈夫なんですか…?
戸倉ミサキ:適当に荷造りして明日の朝から網問温泉に向かうよ。
先導アイチ:了解です。ではここでシーンを切って、次はカケルくんのオープニングに移りましょう!


* * * * *


先導アイチ:それじゃカムイくん、1D10で侵食率を上げてください!

カケル 1D10…2→36

先導アイチ:カケルくんがバイトをしている運送会社では、お盆休みに合わせた客の呼び込みの為に備品や商品を注文するサービス業への配達が増えてきて忙しい日々を過ごしています。 今日の仕事は『風凪宮』という旅館に備品を届ける仕事です。カケルくんは明日から長期休暇に入るので、そこで下ろしてもらって近くの友人宅に泊まる予定です。

*彼島カケル:先輩、途中で仕事を投げるみたいな感じになっちゃってすいません。
*稲田ナオヤ:いいんだよ、上の了解も取れてるんだしな。んなこと気にすんなって!
*彼島カケル:ありがとうございます、助かります!
*稲田ナオヤ:んじゃ、行くぞ!シートベルトしろよ!
*彼島カケル:そんなことわかってますよ先輩!オレを何だと思ってるんですか!?
*稲田ナオヤ:行くぜー?出発、進行ッ!!

先導アイチ:そう言ってナオヤは法定速度ギリギリ(アウト)のスピードで山道へ車を走らせます。

<トラックって後ろ側に、安全運転って書いてあるよね(ミサキ
<法定速度ギリギリのスピードだからセーフなんだろ(三和
<ギリギリアウトだけどな(櫂

*彼島カケル:せ、先輩!何か早くないっすか!?落としましょうスピード!危ない!死ぬ!!

先導アイチ:カケルくんが叫ぶと、今度は急ブレーキを掛けます。とっても冷や冷やする運転です。
葛木カムイ:この先輩、免許取り直した方がいいんじゃ…?

先導アイチ:カケルくんは、どうにか無事に風凪宮に到着することができました。丁寧な包装のおかげで備品も無事なようです。
葛木カムイ:先輩にお礼を言って車を降りて、荷物を運びます。
先導アイチ:…すると、同年代か少し年下に見える、浴衣を着た青髪の男性が玄関から出てきます。彼はカケルくんを見て、

*???:ご苦労様です、お手伝いいたしましょうか?

先導アイチ:と声を掛けます。
葛木カムイ:あ、アイチお兄さんが分身した!?カケルはこの人のこと知ってますか?
先導アイチ:うーん、まあ、取引先のお偉いさんだしね。カケルくんは彼のことを知っています。彼は少し前、『天才経営者』としてメディアを騒がせていた千凪アサギと言う青年だと言うことを知っています。どうやら彼はここのオーナーをしているようですね。
葛木カムイ:げ、偉い人だったのか…危うく従業員を呼んでくれって言うところだったぜ。それならカケルはにっこり笑って言います。

*彼島カケル:いえ、お心遣いありがとうございます。千凪アサギ様ですね…お荷物はどちらへお運び致しましょうか?
*千凪アサギ:どうぞ、此方へ。ご案内いたします。

先導アイチ:カケルくんはアサギに案内され、風凪宮の奥へ荷物を運びます…と、ここでオープニングを終わりますね。


* * * * *


先導アイチ:みんな、お疲れ様!オープニングはこれで終わりです。
雀ヶ森レン:ふわぁ〜…おはようございます、アイチくん。2人の分、導入やってくれました?
櫂トシキ:何故SMのアイチが一人でこんなにも仕事をしているのかと思えば…レン、お前寝ていたのか。
雀ヶ森レン:はい!アイチくんならしっかりやってくれると思って。それはもうぐっすり寝れましたよ〜。
櫂トシキ:…レン、お前と言うやつはいつもいつも…。セッションが終わった後、俺がしっかりとマナーについて教えてやろう。
先導アイチ:ま、まあまあ櫂くん、落ち着いて…。ちゃんと終わったんだからいいじゃないですか!
戸倉ミサキ:そうだね。私もなんとなく流れは分かったかな。
三和タイシ:ところで、この流れだと旅館で何か事件が起こるってことみたいだけど…。
葛木カムイ:旅館でダブルクロス…って、なんかあんまりイメージできねえ…。
先導アイチ:大丈夫です。さすがに旅館が全壊したりとか、そんなことにはなりませんから。だからみんなは安心してどんどん侵食率を上げて行ってくださいね!
三和タイシ:安心して…って、それ安心できないやつじゃ?
櫂トシキ:ジャーム化…だな。
葛木カムイ:鹿波の侵食率、今のままだと本当に危なそうだけどな。
先導アイチ:嘘だよ、そんなに警戒しなくてもちゃんと日常には返してあげるから心配しなくていいよ?
雀ヶ森レン:それじゃあ次からはメインフェイズに入っていきますよー!心の準備をしておいてくださいね!